ホームグループ・セッション-3〜閉会

フォーラム最後のプログラムは、ホームグループでの話し合い。3日間にわたり体験を共有したことにより、ホームグループごとの交流も深まった様子で、各グループ輪をつくって和やかに話していた。3日間のふりかえりをしたり、名刺交換をするなど連絡先を教え合ったり。このフォーラムが終った後も、おそらくここでの出逢いはきっと繋がっていくことだろう。
そしていよいよクロージング。まず、総合監修の中野民夫さんが前に出てあいさつをする。
「総合監修という大きな名前をいただいていますけれども、昨年から企画やプログラムについていろいろとやってきました。この2泊3日、正味丸二日ですよね。長かったと感じるか短かったと感じるか、それぞれだと思います。
オープニングワークで何をやりたいのか、どうしてここに来たのか、まだはっきりしていなかった方も多かったと思うんですけれども、今はどうでしょうか? みなさん何かしたくなったり、変化が起こっているような気がします。またそれが戸惑いであったり、分からなくなったり、そんなこともまた変化のひとつではないかと思います」
「昨日の僕のワークの最後の振り返りでも、ここで学んだことを今後どう活かしていくかという発言がありました。本当にここであったことを一過性の興奮や出会いの喜びだけに終わらせてしまっては、あまりにもったいないと思います。ただ、その時に参加者の方が『DoingよりBeing』『することよりもあること』の大切さを話してくれました。そんなに焦らなくてもいいんじゃないか、自分が何か深く影響を受けて変わったら、ふと気がついたときに何か別のことをやっていることってよくあるよ、という話をして、肩の荷が下りた気がしました。何か得られたものは、いろんな形で思わぬところにきっと活かされていくのでしょう」
「さっき加藤さんが一瞬言葉を詰まらせて、僕もグッときたんですけども、一人ひとりが違った形でひとり分のやれることを気負わずに、ちょっとはリンクしてそれぞれの中で頑張っていければと思います。今回は本当に多くの人の力でこの場ができました。何よりも最終的に参加してくれた155名の皆さん、仕事や家庭やいろいろと忙しい中、こうして来てくださって本当にありがとうございました。おかげでこういう素晴らしい場ができました」
中野さんは、3日間フルコミットメントで参加してくれたゲストの方々を参加者の前へ出てくれるよう促し、続いて、レポートボランティア、施設ボランティア、実行委員会、ゲストアシスタントや通訳と、運営に関わった人々を次々に紹介。会場からは割れるような大きな拍手が続いた。
続いて、フォーラムの元々の発案者である赤城青年の家の西田真哉所長があいさつをする。
「何よりもワークショップが成立するにはみなさんの参加があればこそです。本当に遠い人は沖縄や青森から来てくださいました。さて、学校の校長先生の遠足のあいさつではありませんが、お家に着くまでがワークショップフォーラムです(笑)。みなさんが無事帰られることをひたすら願っております。第1回のフォーラムの参加者の想いや不満が第2回につながったと思います。もし第3回が可能だとすれば、それは第2回の参加者のみなさんの思いが届くかどうかだと私は思っております。どうぞご支援くださいますようよろしくお願いいたします」
大人のプログラムと並行して行われていた託児・子どもワークに参加していた小さな参加者たちも会場に合流。託児スタッフや書籍販売のコーナーのスタッフも紹介された。そして、西村実行委員長が最後に「本当にどうもありがとうございました」と締めくくり、3日間のプログラムは終了した。
閉会後のホールやロビーでは、多くの方が、再会の約束をしたり、別れを惜しんでいた。帰途に着く参加者のバスを赤城のスタッフが最後まで手を振り送り出していたのが印象的だった。
このフォーラムが始まった時は、まだ探りをいれているような、不安な顔をしていた人もいたが、最終日ともなると、ずっと前から付き合いがあったかのような安心した、そして自信に満ちた顔に変化していた。帰途に着く参加者を見送っていた時に、「ここで学んだことを活動の中で活かしていくのは難しい。でも十分価値はあった。
それぞれの活動の中で頑張っていこう」と、ある参加者が話してくれた。
(レポート:深川聖美)