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NEW!04/09/06 ゲストインタビュー・その3 星川 淳さん

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      全国教育系ワークショップフォーラム
      メールマガジン vol.22 '04/09/06(月)
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  今回の内容:
   ● ゲストインタビュー・その3 星川 淳さん
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 9/1(一昨日)よりはじめた受付。
 現時点で約140名の方々から、お申込みをいただきました。
 ありがとうございます。

 定員目処は今年も150名です。参加をお考えの方はお早めに!
 


 150名を越えた後も、引きつづき何十名分か、登録を受付ます。
 ウェイティングリストとして扱わせていただき、
 キャンセル等が生じた場合、順次ご連絡します。

 上記に該当される方々は、こちらからの連絡が入るまで、
 参加費の振込は行わないでください。
 申込み時に折返しとどく、確認メールの文面にご留意ください。


 では、インタビュー・第三弾をどうぞ。


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◆◆星川 淳(ほしかわじゅん)さんインタビュー◆◆
 
屋久島南部、モッチョム岳のすそ野に居を構え、畑を耕し、地に足の
ついた暮らしを重ねながら、執筆や翻訳、あるいは様々な社会活動を
通じて世界とつながっている星川さん。

彼の来し方を、うかがってきました。

星川淳さんの詳しいプロフィールはこちら↓
http://www.skunkworks.jp/akagi/guests3/#hoshikawa



●創造性は生命の基本原理

──今年のフォーラム・テーマ「創造」について、どう思われます?

星川:創造は、生きていることの基本だと思います。人間の根元的な
力ですね。それぞれなりの花をひらき、形をなせるといい。
それが歪んだところに、病や戦争があるように僕は思う。

──「創造的であろう」ではなく、そこが原点ということですね。

星川:生きているということは、自然界において創造性が全開してい
る結果でしょう。ヒトに限らず、草木や動物にしてもね。
だから創造的に生きることは目的ではなく、生きていること自体が最
初から創造的なんです。

子どもの頃には「なんでも出来る」という感覚がありますよね。でも
今だって同じで、本質的にはなんでも出来る。それを型にはめてゆく
のが、これまでの教育でした。

創造的に生きることは、ひとりひとりの使命だと思います。生を受け
たことによって与えられる使命。人まねは出来ないし、教わることも
出来ない。社会貢献というのは、自分の創造性をフルに発揮して、そ
れを世界にお返しすることじゃないかな。
創造と喜びは同じ。「善く在る」ということも、創造性の姿のひとつ
だと思う。すべて同じことを違う角度から表しているだけです。


●5万年の現在(いま)を生きる

──現在のお仕事は?

星川:作家として自分の本を書くことと翻訳です。いまは、アメリカ
合衆国建国時の、国としての精神や憲法づくりの歴史をめぐる本を訳
しているところです。
開拓者たちが、アメリカ先住民(インディアン)の民主的な社会から
学んだことが、実は色濃く盛り込まれていて、アメリカ連邦共和制の
成立にそれがどう繋がっていったか、というテーマ。

──代表的な訳書は?

星川:一番古いのは『存在の詩(うた)』かな。ラジニーシというイ
ンドの宗教家の講演録です。僕は22才の頃、彼をたずねて弟子入り
しました。
他には、J・ラヴロック博士のガイア仮説の本を84年と89年に。最
近だと、98年に出版されたポーラ・アンダーウッドの『一万年の旅
路』ですね。

親元で暮らしていた頃は、いわゆる東京の進学校の生徒。大学は九州
芸術工科大学へ行ったけれど、途中でやめてしまいました。
日本のカウンターカルチャー運動に参加して、農業のまねごとをした
り、座禅を組んだり、東洋医学に興味を持ったり。20代前半はそん
な感じでした。そしてインドへ行ったのです。
この頃の自分の動きは、カウンターカルチャーと精神世界に象徴され
ます。その後、精神世界に一区切りつきましてね。

──インドを離れたのですか?

星川:「自分」というベクトルだけでは、物足りなくなってきた。な
にかが半分欠けている、そんな疑問が強まったんです。

ラジニーシのところでは、密室的なセラピーをいろいろ体験しました
。瞑想やボディワーク、グループワーク的なものも。
でも現代世界がかかえている様々な問題は、個々人の内面の問題だけ
では解決しない。そういう思いが次第にふくらんでいきました。より
社会性をもった思索や行動で、バランスをとりたくなったともいえま
す。

当時は「地球」という言葉がそれを語るタームでした。そこで、カリ
フォルニアへ行ったのです。適正技術や応用生態学を学ぼうと、ワー
ルドカレッジ・ウェストという実験的な大学へ。当時の西海岸では、
こうした新しい学問領域が形を成しはじめていました。

──大学に入り直したんですね。

星川:でも大学自体はつまらなくて、また1年で中退(笑)。あとの
1年は、街から遠く離れたコミューンへ住み込みます。ものすごく広
い土地に、1kmぐらい間隔をあけて10〜20人ぐらいがポツン、ポツ
ンと暮らしていた。湧き水のあるところにインディアンのティピーや
モンゴルのゲルを建ててね。

そこで妻と出会いました。彼女は日本が好きだというので、では帰ろ
うと。彼女は信州で自給自足の生活を5年ぐらい経験していたので、
一旦そこに戻ってみたのですが、冬が寒すぎてね。家の中でいちばん
暖かいのは冷蔵庫の中という有り様。別の場所を求めて、たどり着い
たのが屋久島でした。
幅広い農作物が栽培できて、自然が豊かで、ある程度の環境容量を持
っているところを、沖縄の南の方から探した結論です。

そして、自然生活の実践を重ねながら、本を書いたり翻訳の仕事をし
てきました。
しかしある頃から、直接的に社会に働きかけることの必要性を、さら
に強く感じるようになったんです。ここ(屋久島)に居ながら出来る
ことは、限られているのだけど。

チェルノブイリ事故のあと、ある原発の実験を停止させる運動では、
知り合い全員に電話をかけたりしてね。ふり返ってみると、僕自身の
生き方が時代のバロメーターのようになっている部分があるかもしれ
ません。

──いま現在は、どんなスタンスですか。

星川:アメリカによるイラク戦争をきっかけに、TUPというグループ
を立ち上げました。翻訳者同士のネットワークで、日本語で読まれる
べき戦争や平和に関する重要な情報を、メールをつかった直接配信で
伝えています。
この仕事は『世界は変えられる』という本になって、日本ジャーナリ
スト会議のJCJ市民ジャーナリズム賞を受賞しました。

一方、90年代にはある小説の執筆をきっかけに、先住民文化の探究
に深入りします。ユーラシア大陸のモンゴロイドが、氷河期で地続き
だったベーリング海峡を渡って北アメリカ大陸へ広がっていったこと
を裏付ける物語や、別ルートの伝承。これらを通じて、時間軸の広が
りを学びました。

それまで僕は、おもに未来のことを考えていた。
たとえば原発は、2.4万年先の世界に責任を持たなければいけないも
のです。
しかし過去についても、同じように想像力を働かせることができる。
自分たちの来し方について。良くも悪くも、私たちのこの社会がどの
ようにして出来てきたのかを、あらためて自分に引き寄せるわけです
ね。
それら前後合わせて5万年ぐらいを、大きな現在感覚としてとらえら
れるようになった。


●今年のフォーラムでは?

──星川さんの二日目のプログラムは、中野民夫(フォーラム総合監
修)とのCO-ファシリテーションで予定していますね。

星川:折角だから、二人でやりたいと思っています。
民夫とはじめて会ったのは、カリフォルニアにいた頃、バークレイで
。その頃、彼はまだ学生でね。でも僕が師事したラジニーシのところ
へも行っていて、いろいろと探求していた。長いつき合いなんです。

中野:さすがだなあと思いながら、話を聞いていました。さっきの、
創造的であることは目的ではなく基本なんだという話も、とても面白
いと思った。

星川:どの辺りを軸に、組み立てようか。如何様にもできるけど、ど
うするかね。先の、大きな時間感覚をテーマにすることも出来るし、
創造性そのものをテーマにするのもいいかな。また民夫と話し合いな
がら、11月までに用意しましょう。◆

(聞き手:西村佳哲/2004.7.4)
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 つづくインタビュー・シリーズ。
 次号は、益田文和さんを予定しています。

 お楽しみに!



実行委員会日記:
すごい勢いで申込みが集まっていること、とても嬉しいのですが、た
またま日本を離れているとか、性格がノンビリしているとか、個人の
事情から乗り遅れてしまっている人はいないだろうか、と気になって
いまス。

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第3回・全国ワークショップフォーラム実行委員会
E-Mail akagi2004@skunkworks.jp
http://www.skunkworks.jp/akagi/
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