スタッフブログ 2008年09月 アーカイブ
2008年09月11日
暮らしのこと・その2
家事の中でゴミ出しをするとき、人間はどうしてもゴミを出さずにいられないんだなぁ思います。オール電化の住宅も増え、火や生ゴミなどに触れないで済む日常を生きる子どもたちのリアリティに心を寄せてみます。どんなプロセスを経て手元に届いたかわからない商品に囲まれた生活の中で、「もったいない」でも「○○のために」でもなく、さまざまなプロセスにかかわることで、意識が変わってくるのかもしれません。
今回の里山留学の「エコロジカルな暮らし」というテーマについて、具体的にはゴミを極力出さないようにしよう、という目標を持っていました。そのための工夫が、短い期間で子どもたちにどれほど伝えられていたか?という運営側の反省はあります。
今年一番悩んだのが水分補給のことでした。昨年は、麦茶を湧かしては冷まして補給するために、校舎4階の家庭科室と屋外のベースを1日に何往復もし、そのために現場を離れなくてはならないスタッフが出てくることのデメリットがありました。夏の暑さで知られる八王子。今年はさらに暑さが予想される中、熱中症対策をどう万全にするか。
当初は、徹底したエコ生活の達人を招く?森に穴を掘って保冷庫を作る?等、さまざまなアイデアを検討しましたが、結果、食に関しての安全と本部機能が拡散しないことを優先。学校に相談して、食材の保冷のために体育館に冷蔵庫を設置させていただきました。思い切ってペットボトルのお茶を購入することにしたことで、お茶専用の冷蔵庫も設置。それぞれが持参した水筒に、自分で補充するようにしましたが、「冷蔵庫は開けたらちゃんと閉める!」と言いまくるお母さん状態になり、予想通り、ものすごい勢いでお茶がなくなっていきます。掲げたテーマへのジレンマを痛感していました。。。
空きペットボトルは、炊事用のタンクにしたり、「川遊びのいかだが作れるなぁ」など使い道を相談していたら、保護者の方があらわれて、「昼間暖めてお風呂のお湯に使うのにチャレンジしようと、ちょうど集めていたところです!」と、リユースが決まり、すべて引き取ってくださいました。

「ここにあるもので何かおやつが作れないかなぁ」と、料理好きのスタッフ・みっはーが何か作り始めました。それを見て、「明日のおやつは私たちが作りたい!」とメニューを考え始める子どもたちも。

2日目の朝、主に食事づくりのための班づくりをしました。なるべくいろんな学年の子たちと組んでね、ということを基本に、子ども同士で相談しながら6つの班ができ、キャンプ中、2回ずつ交代で食事を作りました。

食材も、足りなくては困りますが、無駄なく使ってもらえるように考えながら補給していきました。予め決めた献立を作るのではなく、バランスを考えた食材を用意し、大人は指導するというより一緒に作るというスタンスでかかわりながら、そこにあるもので当番の子どもたちにメニューを考えて作ってもらう、というファシリテーションでした。

ふと空いた時間には、ゲストの方たちの本を、子どもも大人も熱心に見たり読んだりしていました。

一日の活動の終わりに集まって、翌日やりたいことなど話をします。この後、子どもたちはそれぞれ一日のふりかえりカードを書いて、顔を洗うなど寝る支度をします。その後、子どもたちが寝静まってから、校庭を見渡せる昇降口の明かりの下でスタッフミーティング。「大人たち、何か食べてるんじゃない?」と様子を見にやってくる子どもたちを交代で寝かしつけつつ。。。
投稿者 森川千鶴
2008年09月09日
食べる・その2
ここでは、固定した行動班は作りませんが、食事など必要な生活の規範のための生活班を作り、2日目のお昼ごはんからは、当番の班が交代で食事の支度や片付けをしました。
4日目は、保護者や地域の方がたくさん遊びに来て下さいました。お昼は流しそうめんで楽しみ、夜は昨年と同じように、この地域で家庭料理のおすそわけやケータリングを行っているグループのみなさんが、屋台を作ってくれることになり、一緒にやりたい人が手伝いました。
今年は、カリーマーケットということで、3種の手作りカレーとサラダ。初日に燻製したナッツやチーズも付け合せに、最後の夕食を楽しみました。
野外炊飯につきもののカレーが、それまでのメニューに登場しなかったのは、食材の中にカレールーを用意しなかったから。他の日の食事のようすについては、また後日。。。

午後のやりたいこと、に「夕食のカレーのためのナンづくり」が提案され、やりたい人でナンを焼きました。

屋台の準備が完了。この日は土曜日ということもあって、参加者の保護者のみなさんも遊びに来てくださいました。

出来上がったマーケットの幕。

怪しく美味しい香りが立ちこめる雰囲気の中、いろんな家庭のカレーの味を楽しみました。人に作っていただいたご飯はおいしいです。。。
投稿者 森川千鶴
2008年09月08日
遊び
子どもたちはさまざまな遊びをして過ごしましたが、用意されたプログラムがないので、かえって大人は瞬間瞬間の遊びのスキルを問われることが多かったと思います。自分のこれまでの経験を総動員しなければならない場面も数多くあったでしょう。
毎回のやりたいことミーティングで、子どもたちがやりたいことを挙げていくのと同じように、大人もそこでやりたいことを提案して行きます。ゲストもここで自分が今日やることを提案していただき、それぞれが自分のやりたいことを選んで、この指とまれで集まって行きます。一人だったら遊びは不成立、というルールはありますが、折り合いをつけて仲間を作って行く、というプロセスも大事にしました。
「鬼ごっこは深いですよね〜」というスタッフ。遊びの中で、ひとりひとりの性格や能力が如実にあらわれるから。

森のツリーハウスは、みんなのお気に入りの場所。

裏の斜面にはブランコも作りました。

にらめっこをして、勝った人がスイカ割りの棒を握る権利を獲得。

保護者の方が、ボール遊びのための布を持ってきて、一緒に遊んでくれました。

午後3時を過ぎると、どんなに暑い日でも、ちょっと涼しい風が吹いてきます。そばで談笑する大人たちが居て、思い思いのことに夢中になっている、とても平和な光景。安心して過ごせる空間になってきた3日目です。
投稿者 森川千鶴
2008年09月04日
暮らしのこと・その1
新学期が始まりましたね。里山留学レポート・ブログを再開します。
「暮らしを楽しむ」というのが、里山留学のテーマのひとつでした。
たった5日間ですが、そこで暮らすには何が必要か?と考えるところから始めます。
食器作りに始まり、寝る場所をどうする?では、当然のようにテントをたてていきましたが、「テントじゃなくて校庭のど真ん中で寝る!」ことを始めた子どもたちの、「蚊が出なくて快適だった」という口コミにひかれて、ビバーク(?)にチャレンジした子ども(スタッフ)もいました。
子どもたちの「やりたいこと」はもちろん遊びが多く、生活のために必要な作業は面倒だというイメージがあったようですが、始まってみると、火おこし、薪割り、食事づくりなど、さまざまな暮らしの場面を楽しんでいたようすがみられました。もちろん、場を見ながら上手にさぼっていたこともあったと思いますが。。。

オープニング。ここで暮らすために、お互いのことを知り合う。スタッフの自己紹介の後、名前を覚えあうゲームをしました。(photo by ゆうたろう)

オープニングの後、保護者のみなさんが帰っていきました。さっそく、ここで暮らすのに必要なこと、やらなければならないことを話し合います。(photo by Daiki Hayashi)

毎回の食事のたびに、火を起こします。(photo by Daiki Hayashi)

初日の夕方、暗くなってしまう前にテントをたてないと、寝る所がないぞ〜。でも、切迫感は全くなし。

3日目の朝。遊ぶ楽しさもあるけれど、生活の中でいろいろ困ったことも出てきました。困ったな〜、と感じている人たちが思っていることを伝えられる場。「じゃあ、どうする?」(photo by Daiki Hayashi)

最終日の感想で、「やりたくなかったけど、やれたこと」に、ほとんどの子たちが書いた、「そうじ」と「トイレそうじ」。使わせていただいた体育館も、きれいに拭き上げました。(photo by Daiki Hayashi)
投稿者 森川千鶴


