2008年08月24日
ゲストのこと
ゲストの方に、レクチャーというかたちではなく、とにかく一緒に過ごしていただく、というのもこのキャンプ・ワークショップの意図したところでした。
前述の八王子燻製研究会の桑田さんたちは、食材を燻すという智恵と味を伝えて下さいました。
今回の里山留学のゲストを考えていたとき、環境教育に携わってきた友人が「遠藤ケイさんは?」と薦めてくれました。遠藤ケイさんは、作家やイラストレーターとしても著名な方ですが、ご自身があらゆる生活道具をすべて手作りしながら田舎暮らしを極めてこられた方。枠を決めずに、暮らしをともにするなかで、ケイさんの智恵や技を伝えていただく、という最高に贅沢なかかわりをしていただきました。
この学校の自然のことを一緒に探索しよう、とお招きした荘司たか志さんは、近隣の町田在住の里山の生き物の研究家。昼間の虫取りから、なぜか鬼ごっこに巻き込まれて、本気で走っていた姿が印象的だった、と話すスタッフ。夜は、天体望遠鏡で木星を見せてくださいました。

「こうしたことは学校では決してできないことだけど、必要なことですね」と由木西小学校の菊池校長先生もおっしゃっていたナイフ作り。ケイさんは、2日目から鍛冶屋さんを開き、五寸釘で子どもたちとナイフを作っていました。猛暑の中でも子どもたちは興味津々で、鍛冶屋さんの回りに集まって、自分の順番を心待ちにしていました。「おかしな扱い方をしていたら、即刻取り上げるからな」と釘をさされました。

昼間は「ムッシー」夜は、「ホッシー」というふたつのキャンプネームで過ごした荘司さん。森の中に虫とりのためのトラップをしかけたり、蝶を追ったり、朝早くから夜の天体観測まで、たくさんの遊びとともに一緒に過ごして下さいました。

ケイさんが教えてくれた竹ご飯は、おこげまで争うくらい美味しかった。竹の乾き具合で水加減も異なる。ケイさんの手間をかけ方、細かい工夫に、子どもだけでなく大人も見入ったり、一緒にやってみたり。

初日から「流しそうめんをやりたい!」という声が上がっていましたが、やりたいことばかりでなかなかできなかったのが、4日目にようやく実現しました。たくさんのことを教えてくださったケイさん。「終わってみるとあれもやればよかった、これも伝えればよかったと思います」と新潟からお便りをいただきました。
投稿者 森川千鶴 : 2008年08月24日 13:20

