川北流玄 インタビュー

2009-04-22(水) 青木 将幸

「やっぱりナマで関わりたい」
聞き手:青木将幸

マーキーこと青木将幸です。僕と同じくフォーラム・ファシリテーターをつとめる流玄へのインタビューを実施しました。面白い男です、本当に。

フォーラムgの事務局をつとめる流玄。参加者多数のためサイコロにて抽選の図。

フォーラムgの事務局をつとめる流玄。参加者多数のためサイコロにて抽選の図。


川北流玄(かわきた・りゅうげん)
ワークショップ・ランド代表
世界中の精神的コミュニティに滞在し、幾多のワークショップと瞑想を経験。3年前にエンカウンターグループに出会い、その質の普及に情熱を傾ける。この3年で400時間を超えるグループに座る。また、朝の瞑想やアフターセッション(通称裏カン)のファシリテートも担当。OHカードリーダーでもある。2009年3月、17年間使ってきた「龍玄」という呼び名を「流玄」に改める。

 
 
呼び名が持つ意味
 
──フォーラムg開催まで2週間を切りました。今の心境は?

流玄:イベントを作ってきた側からしたら、一応のゴールでもあるけれど、なんか「新しい始まり」という印象があってね。俺の人生にとっても、ひとつの区切りであり、集大成でもあると思う。
季節の変わり目というか、時代の変わり目かな。当日起こるであろうことをイメージすると、楽しみやね。

──名前を変えて一本目の大きな仕事ですね。

流玄:そうやね。俺って呼び名を大事にしていてね。これまでにも何度か名前を変えてきてるんよ。
一番始めは、川北「英樹」という名前からスタート。それからヤンキーの道に入っていく時に「龍二」っていう名前をつけてね。アイデンティティを変えたかった。もう「英樹」とは呼ばれたくなかったし、そういう風に見られたくないと。またそこからの脱皮という感じで23,4才のころの「龍玄」と呼ばれるようにした。

この名前をだいぶ長く使ったけど、ここ何年間のなかで、自分のなかに「柔らかさ」というか、流れるようなイメージが出てきてね。それで、名前を変えてみようかなと思ったんです。新しいステップとしてね。

──変えてみてどうですか?

流玄:名前を変えると明らかにエネルギーが変わるし、周りから見る目も変わる。
何より自分の中の意識が変わるしね。毎日のなかで一番使う文字やからな。「流」という文字を何度も見るわけやし。

──名前と言えば、流玄はワークショップで参加者の名前を呼ぶとき、敬称を付けずに呼び捨てすることが多いですよね。それはなぜ?

流玄:それは、、、俺が敬称を付けられるタチでね。長いこと「龍玄さん」と呼ばれて来ていて、年下だけじゃなく年上の参加者からも「さん」付けで呼ばれることが多かったんです。

そうすると、やっぱり何かしらの距離を感じる。俺も他人に「さん」を付けて呼ぶときには、ちょっと距離を持ってる。
自分を保ってあまり中に入って来られないようにしているような感じ。そういう距離感が俺の中では違和感があって。もっと俺は近くありたいし、相手にも近づいてほしい。

そもそも俺は、近しくなるのがそんなに簡単なタチではないので、呼び方だけでも近く感じてほしいなぁと思って。ここ1年ぐらい「敬称をやめてくれ」と周りに言い続けています。「さん」付けしたら罰金!とかね(笑)。

相手にとったら呼び捨てされて「近づきすぎや」と思われるかもしれないけど、俺としては断られん限りはそういう関係でいたいなぁと思ってる。

──ワークショップの参加者とは、近い関係でいたい。隣接するような、肉迫するような。

流玄:そうやね。やっぱり「ナマ」で関わりたいし、その人に触れたい、近づきたい。俺にも近づいてほしい。

だから参加者に対して、馴れ馴れしく接したり、おせっかいしたりもします。
そこはあんまり遠慮してないな。遠慮のある関わりは世の中にはいっぱいあって、俺みたいなのは少ないとは思うけど、そういう関わりをする「面倒くさいヤツ」もなかにはいてもいいのかな、と思ってね。
 

腹から出てきた言葉のやりとりは好き
 
──流玄は事前には事務局として参加者受付などを担ってきましたが、当日は2日目のワークショップ・セッションも担当します。どんな4時間にしようと思っていますか?

流玄:まだはっきりはしてないけど、アクティブなことを先にやりたいなと思っています。あまり思考を使うようなことじゃなくて、体を使ったり感情を出したりとか。

──流玄は、思考に寄ったワークは好みじゃないですよね。思考や言葉をあまり信頼していない?

流玄:そう。基本的には全部冗談やし、ウソやなぁと思っていて。

でも、言葉の使い方を、ものすごい考えているし、こだわりがあるんよ。言葉を軽く使いたくないし、流したくないのよ。言葉ひとつ一つに、けっこう深い意味を見ている。
言葉や思考を軽くみているんじゃなくて、重く見過ぎているがゆえに、言葉遊びのような感じにはしたくない。

──その人の腹から出ている言葉であれば?

流玄:腹から出ている言葉のやりとりは最高に好きやね。

──清里に来る参加者に伝えたいことはありますか?

流玄:事務局として参加者のみなさんと接触して感じてるんですが、皆、気合い入れてきてる。金額的にも日程的にも、けっこう大変ななか、この時間を大事に思ってコミットしてくれている。そういう思いをすごく大事にしたいなぁと。

このフォーラムgを「活かそう!」と思う気持ちや、「何かを味わってやろう」という思いなんかを持ってきてもらい、俺らもそれに応えたいな。

それから、続いてゆくものになればいいなぁと。一回来て、はい終わったよーっていうんじゃなく、そこから何か始まるような。俺とニシさん(西村佳哲)、マーキー(青木将幸)がひとつのワークショップで出会って、こうやって一緒にやって来たようにね。何かの続きになってくれたらいいなと思っています。

──ありがとうございました。

【おわり】


 
流玄のお薦め本:
タオ―ヒア・ナウ」 老子
預言者 ポケット版」 カリール ジブラン
 

>フォーラムにむけて(川北流玄)

 


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